【最新版】車の買い替えはもったいない?ベストなタイミングと得をする売り方
- 今の車がまだ乗れるのに、買い替える必要があるのか迷っている
- 修理費が増えてきたが、それでも買い替えた方が得か判断がつかない
- 家族の安全性や快適性を考えつつ、無駄な出費を避けたい
「まだ乗れる車を手放すのはもったいない気もするし、でも修理費や安全性を考えると…」
こんなふうに悩んでいませんか?
実は、車の買い替えが“もったいない”タイミングと“賢い”タイミングを見極めるポイントがあります。
この記事では現役の自動車整備士が、「車の買い替えがもったいないケース」と「車を売るのにベストなタイミング」を解説します。
この記事を読めば、今の車を維持するべきか、それとも買い替えるべきか自信を持って判断できるようになるでしょう。
走行距離が3万・5万・7万kmになる前に、愛車を買い替えるのがおすすめです。
2019年4月国家資格「三級ガソリン自動車整備士免許」取得。
子供が生まれたことをきっかけに、車の乗り換えを検討。
前に乗っていた車を高く売却できたおかげで、憧れていた車ヴェルファイアを購入。
現場で得た知識を活かし、できるだけ車を高く売る方法や、車に関する情報をブログでまとめている。
車の買い替えがもったいないケース
車の買い替えがもったいないケースは以下の5つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
【ケース①】車検に出したばかりの場合
車検を受けたばかりなのに、車を買い替えるのはもったいないです。
車検後すぐに車を買い替えると、車検費用が無駄になります。
次の車検が切れるぎりぎりまで乗れば、車検費用を無駄にしないで済むよ。
車検を受けたばかりの車は、車検費用を無駄にしないためにも、しばらく乗り続けたほうがいいでしょう。
【ケース②】修理したばかりの場合
車を修理した後に、すぐに車を買い替えるのはもったいないです。
せっかく愛車を直したのに、修理費用が無駄になってしまいます。
1度修理したら、数年間乗り続けましょう。
修理したばかりの車は、修理費用を無駄にしないためにも、しばらく乗り続けるのがおすすめです。
【ケース③】3万・5万・7万kmを超えて売る場合
3万・5万・7万kmを超えてすぐに売るのは、もったいないのでやめましょう。
車は3万・5万・7万kmを超えるタイミングで査定額が下がるため、どうせ売るならこれらの走行距離になる前に売ったほうが損をしません。
3・5・7万kmになりそうだったら、その前に売ったほうがお得なのね。
【ケース④】修理やメンテナンスがまだ必要ない場合
修理やメンテナンスがまだ必要ない車を買い替えるのは、もったいないケースの1つです。
まだ乗れる車を維持したほうが、新しい車を買うよりコストがおさえられます。
新しい車を購入するのは魅力的だけど、「本当に必要か?」と考えると、愛車を使い続けたほうが経済的だよ。
【ケース⑤】ローンが残っている場合
ローンが残っている車を買い替えるのは、経済的にダメージが大きいです。
車を売却してもローンが残る場合、そのローンを返済しなければならないため、新しい車の購入資金に余裕がなくなります。
できるだけ車を高く売ってローンを完済したい人は、車一括査定を利用するのがおすすめです。
車一括査定について詳しく知りたい人は、こちらの記事を用意しているので参考にしてください。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説
ローンが残っている車を買い替えるのは、経済的に負担が大きくなるため、慎重に検討する必要があります。
車の買い替えがベストなタイミング
車の買い替えがベストなタイミングは、以下3つです。
このような場合は、積極的に車の乗り換えを考えてもいいでしょう。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
【タイミング①】修理費用が高額になる場合
今乗っている愛車の修理費用が高額になる場合、車の買い替えを検討したほうがいいでしょう。
愛車のメンテナンス状況によりますが、古い車に10万円以上出すより、新しい車の頭金にしたほうが長い目で経済的にプラスになります。
高額な修理費用がかかる場合、新しい車を購入したほうが、得られるメリットが大きくなるのです。
車のエアコンの修理も意外と高額になるケースがあるので、エアコンが効かないと感じたら車の買い替えを検討してもいいかもね。
カーエアコンの修理代について詳しく知りたい人は、こちらの記事を用意しているので参考にしてください。
➡【安くする方法】軽自動車のコンプレッサー交換費用はいくら?買い替えた方が得な人
【タイミング②】3・5・7万kmになる前
愛車の売却を考えている人は、走行距離が3・5・7万kmになる前に売るのがおすすめです。
中古車は走行距離が3・5・7万kmになった後に査定額が大きく下がる傾向があるからです。
愛車を売ろうと思っている人は、上記の走行距離になる前に売るとお得になりますよ。
【タイミング③】愛車のリセールが良い場合
愛車のリセールが良い場合、車の買い替えにベストなタイミングだと言えます。
リセールが良ければ、次の新しい車を買う資金にまわせるからです。
リセールが良い車に乗っている人は、買い替えを検討してもいいと思うよ。
一括査定を利用して、愛車の査定額を簡単に比較してみよう。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説
車を買い替えるメリット・デメリット
ここでは車を買い替えるメリットとデメリットを比較します。
メリット・デメリットをよく理解して、あなたが車を買い替えるべきか判断する材料にしてください。
以下の表は、車買い替えのメリットとデメリットを比較した表です。
メリット | デメリット |
快適になり気分があがる | 初期費用がかかる |
維持費を削減できる | ローンが残っていると大変 |
それぞれのメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。
【メリット①】快適になり気分があがる
新しい車に買い替えると、快適になり気分があがります。
最新の車には安全装備(衝突回避システム、自動ブレーキ)などが装備されているからです。
新しい車に乗れば、家族と一緒に過ごす空間が魅力的な空間になるよ。
【メリット②】維持費を削減できる
新しい車に買い替えると、維持費を削減できます。
新しい車は古い車よりも燃費が良いため、ガソリン代が節約できるのです。
燃費が10km/Lの車と20km/Lの車では、1年間に1万km走る場合、「1リットル×150円」計算で¥75,000円も節約できるのです。
新しい車は故障が少なく、修理費もおさえられます。
【デメリット①】初期費用がかかる
車を買い替えると、高い初期費用がかかります。
車を買うと登録費用や税金といった費用を払わないといけません。
維持費が節約できる反面、最初の初期費用がかかるデメリットがあるのね。
【デメリット②】ローンが残っていると大変
ローンが残っている車を買い替えるのは大変です。
ローンが残っていると、残りのローンを払ってから新しい車を購入しないといけないので、多くの購入資金が必要になります。
デメリットの解決策
- 資金が貯まってから車を買い替える
- 愛車をできるだけ高く売って資金を増やす
【解決策①】資金が貯まってから車を買い替える
資金に余裕が無い人は、資金が貯まってから車を買い替えるといいでしょう。
どうしても今すぐ買い替えたい人は、銀行の安い金利のカーローンをうまく利用するのもおすすめです。
【解決策②】愛車をできるだけ高く売って資金を増やす
愛車をできるだけ高く売って購入資金を増やしましょう。
おすすめは車一括査定を利用し、複数の査定額を比較する方法です。
車一括査定は簡単に査定額を比較できるので、高額査定を狙いたい人には特におすすめだよ。
おすすめの車一括査定サイトが知りたい人は、こちらの記事を用意しているので参考にしてください。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説
維持費が安い車に乗り換えるとどれくらい節約できるか
維持費が安い車に買い替えれば、1年間で10万円以上節約できるケースもあります。
車を維持するためには以下のような費用がかかります。
維持費が安い車に買い替えれば、これらの維持費を節約できます。
上記のそれぞれの維持費について、詳しく見ていきましょう。
【維持費①】自動車ローン
車の維持費の中でも、高額になるのが自動車ローンです。
月々の支払額はそれぞれ違いますが、月々1万円以上払っている人がほとんどでしょう。
【維持費②】ガソリン代
車の維持費として欠かせないのがガソリン代です。
燃費が良い車に買い替えると、どれくらいガソリン代を節約できるのか具体例を見てみましょう。
(例)10km/Lの車 ➡ 20km/Lの車に買い替え
「年間1万km走行・1リットルのガソリン代150円計算」
➡1年間で¥7万5,000円のガソリン代が節約できます。
月々に換算すると、¥6,250円節約できるわね。
燃費が良い車に買い替えると走行距離によって異なりますが、ガソリン代が1年間で7万円以上節約できる可能性があるのです。
【維持費③】自動車保険
自動車保険も車を維持するうえで必要な維持費になります。
以下は、年齢別の自動車平均保険料を比較した表です。
年齢層 | 平均保険料(年間) |
---|---|
20歳以下 | 250,000円 |
21歳~25歳 | 180,000円 |
26歳~30歳 | 140,000円 |
31歳~35歳 | 120,000円 |
36歳~40歳 | 110,000円 |
41歳~50歳 | 100,000円 |
51歳~60歳 | 90,000円 |
61歳以上 | 95,000円 |
自動車保険は、事故が多い車や盗難が多い高級車になると、大幅に高くなります。
軽自動車やコンパクトカーに買い替えれば、自動車保険料を節約できるのです。
軽自動車に乗り換えれば、年間で3万円以上変わる場合もあるよ。
【維持費④】車検や定期メンテナンス
車検やタイヤ交換などのメンテナンス代も、車を維持するには必要な費用です。
メンテナンス代は、基本的に軽自動車などの排気量が小さい車のほうが維持費が安くなります。
以下の画像は、イエローハットの排気量別車検価格表です。
以下の画像は、ヨコハマタイヤのサイズ別タイヤ価格表です。
車検やタイヤ交換は車を維持していくうえで必要なメンテナンスです。
維持費が安い車に買い替えれば、大きなお金が節約できます。
【維持費⑤】税金(自動車税、重量税)
車を維持していると税金が必ずかかります。
排気量が小さい車に買い替えれば、税金を節約できるのです。
- 1年間に1回払う自動車税
- 車検のたびに払う重量税
車の税金は大きく分けて、上記の2つがかかるよ。
以下は、排気量別の「自動車税」を比較した表です。
用途区分 | 総排気量 | 2019年9月30日以前に購入した税額 | 2019年10月1日以降に購入した税額 |
---|---|---|---|
普通車 | 1リットル以下 | 29,500円 | 25,000円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 | 30,500円 | |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 | 36,000円 | |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 | 43,500円 | |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 | 50,000円 | |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 | 57,000円 | |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 | 65,500円 | |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 | 75,500円 | |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 | 87,000円 | |
6.0リットル超 | 111,000円 | 110,000円 | |
軽自動車 | 一律 | 10,800円 | 10,800円 |
以下は、排気量別の「重量税」を比較した表です。
車両重量 | 新車登録時(3年分) | 車齢13年未満(2年分) | 車齢13年超~18年未満(2年分) | 車齢18年超(2年分) |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 9,900円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
0.5トン以下 | 12,300円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
0.5トン超~1トン以下 | 24,600円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1トン超~1.5トン以下 | 36,900円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
1.5トン超~2トン以下 | 49,200円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
2トン超~2.5トン以下 | 61,500円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
2.5トン超~3トン以下 | 73,800円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
上記の表から分かる通り、排気量が小さい車に買い替えれば大きな維持費が節約できます。
軽自動車と小さい普通車でも、1万8,000円以上も年間の維持費が変わるのね。
高額査定を引き出すための4つのコツ
高額査定を引き出すためのコツは、以下の4つです。
高額査定を引き出すコツについて、それぞれ詳しく解説していきます。
【コツ①】愛車の下取り相場を調べておく
高額査定を引き出ためにはまず、愛車の下取り相場を知っておく必要があります。
なぜなら、相場を知らないと買取業者から提示された査定額が正しいかどうか判断できないからです。
下取り相場を知るには、以下3つの方法があります。
- ディーラーの下取り価格を公式サイトで確認する
- 相場が見られるサイトを利用する
- カーセンサーで愛車の相場を調べる
日産やトヨタの公式サイトでは、以下の画像のように簡単な下取り額が分かるシミュレーターがあります。
これらの公式サイトを利用すれば、愛車のおおまかな下取り相場を確認できます。
【コツ②】車が高く売れる時期を狙う
高額査定を狙うなら、車が高く売れる時期を狙いましょう。
3月~4月にかけて新学期が始まり車の需要が一番高まるため、その直前に売ると高額査定が狙えます。
車の需要が高まる時期の直前に売るば、より高額に車を売却できます。
【コツ③】車一括査定サイトを利用する
車一括査定を利用すれば、高額査定を引き出せます。
一括査定は複数の査定額を比較し、より高い査定額を提示してくれた買取店で車を売却できるので、自然と高額査定になるのです。
同じ車種でも買取店によっては、10万円以上査定額の差が開くケースがあるよ。
車一括査定サイトを利用すれば、時間と労力を節約しながら高額査定を引き出すことが可能です。
おすすめの車一括査定が知りたい人は、こちらの記事を用意しているので参考にしてください。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説
【コツ④】査定前に洗車や車内清掃をする
査定前は洗車と車内清掃をしておきましょう。
洗車や清掃が直接、査定に影響するわけではありません。
しかし、車査定士に「この車は大事に扱われてきたのだな」と良い印象を与えられるので、結果的にプラス評価になります。
車内の臭いは査定額に大きく影響するので、車を査定する前には必ず洗車と室内清掃を行いましょう。
【現役の自動車整備士がピックアップ】おすすめの車一括査定3選
現役の自動車整備士の筆者が、おすすめの車一括査定サービスをまとめました。
これらのサービスをうまく活用すれば、満足のいく車の売却が可能になります。
自分の希望条件やスタイルに合ったサービスを選び、気持ちよく愛車を売却しましょう。
カーセンサー
運営会社 | (株)リクルート |
電話件数 | たくさん |
最大比較数 | 30社 |
提携業者数 | 1000社以上 |
対応エリア | 全国 |
成約手数料 | なし |
買取業者の選択 | 〇 |
キャンペーン | なし |
Good point
- 提携業者数が1000社以上で高額査定が期待できる
- 一括査定orオークションか選べる
- メール連絡を希望できる
カーセンサーの詳細については、こちらの記事を用意しているので参考にしてください。
➡【35人暴露】カーセンサー一括査定のデメリット!対策方法はこれで決まり
MOTA
運営会社 | (株)MOTA |
電話件数 | 上位最大3社 |
最大比較数 | 20社 |
提携業者数 | 1000社以上 |
対応エリア | 全国 |
成約手数料 | なし |
買取業者の選択 | 〇 |
キャンペーン | なし |
Good point
- 電話やり取りは上位最大3社のみ
- 提携業者数が1000社以上で高額査定が期待できる
- キャンセルは売買契約後、車両引き取りの翌日までOK
MOTAの詳細については、以下の記事を用意していますので参考にしてください。
➡【19人調査】MOTA車買取の口コミ!評判から分かるデメリットを紹介
CTN
運営会社 | (株)CTN |
電話件数 | 上位最大3社のみ |
最大比較数 | 15社以上 |
提携業者数 | 600社以上 |
対応エリア | 全国(一部離島を除く) |
成約手数料 | なし |
買取業者の選択 | 〇 |
キャンペーン | あり |
Good point
- 電話やり取りは上位3社のみ
- 廃車・事故車・不動車にも強い
- Amazonギフトがもらえるキャンペーンあり
CTNの詳細については、以下の記事を用意していますので参考にしてください。
➡【どんな車でもOK】CTN一括査定の評判は?利用者のリアルな口コミを紹介
【Q&A】車の買い替えについてよくある質問
車の買い替えに関する、よくある質問をまとめました。
それぞれの質問に回答していきます。
Q:車は乗りつぶした方が得ですか?
A:コストだけを考えると乗りつぶした方がお得です。
しかし、修理費用が高額になる場合や、安全性や新しい技術を重視する場合は乗りつぶした方がいいでしょう。
Q:車を何年で乗り換えるのがコスパが良いですか?
A:中古車は3年・5年・7年を過ぎると車の価値が下がるので、その前に乗り換えるのがコスパがいいでしょう。
Q:車を乗り換えるのにベストなタイミングはいつですか?
A:車を乗り換えるのにベストなタイミングは以下の3つです。
【まとめ】ベストなタイミングで買い替えよう
- 車検後すぐの買い替えは費用が無駄になるため避ける
- 修理直後の買い替えも、修理費用を無駄にするリスクあり
- 走行距離が3万・5万・7万kmになる直前の売却が有利
- ローンが残っている場合は慎重に検討する
- 修理費用が高額になった場合は買い替えの検討を
- リセールが高い車種はタイミング次第で買い替えがお得
車を買い替えるか維持するか悩んだときは、修理費や車検のタイミング、リセールバリューを考えて判断しましょう。
特に維持費や走行距離が車を買い替えるポイントとなります。
高額査定を狙うためには、走行距離や売るタイミングを意識して検討するのがおすすめです。
車を買い替えるか迷っているあなた!
まずは車一括査定を利用し、愛車の査定額がいくらまで高額になるか試してから、買い替えを検討するといいですよ。