【安くする方法】軽自動車のコンプレッサー交換費用はいくら?買い替えた方が得な人
軽自動車のエアコンのコンプレッサーが壊れて、修理するべきか乗り換えるか悩んでいる人は多いと思います。
上記の画像は、僕が働いている会社で作成した実際のコンプレッサー交換の見積書だよ。
スズキのワゴンRだと、全部で¥74,360円かかるよ。
この記事では、現役の自動車整備士がコンプレッサー交換にかかる費用を解説します。
他の記事にはない実際の経験から、コンプレッサー交換費用をおさえる方法もあわせて解説するので、安心してください。
この記事を読めば、あなたが今すぐコンプレッサー交換の修理をするべきか、乗り換えるべきか判断できるようになります。
結論からいうと、「コンプレッサーがロック(焼き付き)している」と診断されたら、乗り換えるほうがおすすめです。
コンプレッサーがロックしていると修理費用が20万円以上かかる可能性が高いので、同じお金を出すなら次に乗り換える車の頭金にしたほうが良いと思います。
コンプレッサーがロックしていると言われたら、高額査定が狙える車一括査定を利用し、すぐに乗り換えを検討しましょう。
オススメの車一括査定サイトが知りたい人は、こちらの記事を用意したので参考にしてください。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説
2019年4月国家資格「三級ガソリン自動車整備士免許」取得。
子供が生まれたことをきっかけに、車の乗り換えを検討。
前に乗っていた車を高く売却できたおかげで、憧れていた車ヴェルファイアを購入。
現場で得た知識を活かし、できるだけ車を高く売る方法や、車に関する情報をブログでまとめている。
コンプレッサーとは【エアコンの心臓】
エアコンコンプレッサーとは、車のエアコンシステムの中心となる大事な部品で、ガスを圧縮して冷たい空気を作り出す装置です。
人間で例えると、エアコンコンプレッサーはエアコンの心臓になります。
コンプレッサーはエアコンの心臓なので、もしコンプレッサーが壊れるとエアコンが全く効かなくなってしまいます。
軽自動車エアコンコンプレッサー交換の【基本費用】
以下の項目に分けて、軽自動車のエアコンコンプレッサー交換費用の目安をまとめました。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ここで紹介するコンプレッサー交換費用は、あくまでも目安です。
業者によって修理価格は大きく変わるので、本当の修理費用を知りたければ、見積をもらってください。
コンプレッサー交換の工賃費用
軽自動車のエアコンコンプレッサーを交換する工賃費用は、1万円~3万円です。
工賃費用は、修理する業者により大きく変わります。
自分が修理しようと思っている整備工場で、必ず確認しましょう。
ディーラーは、工賃が高い傾向があるので注意してください。
新品コンプレッサー交換費用
新品コンプレッサーの値段は、5万円~7万円です。(工賃、ガス別途)
新品を使うメリットは、メーカーの保証が付いていることが多いので、長い間安心して使えるという点です。
一方で、初めの費用が高くなるというデメリットがあります。
お金に余裕がある人や、安心して使いたい人は新品を選べばいいのね。
価格をおさえたい人は、リビルトコンプレッサーを使用しましょう。
リビルトコンプレッサー交換費用
リビルトコンプレッサーの値段は2万円~4万円です。(工賃、ガス別途)
リビルト品は、壊れた部品が新しい部品に交換されているため、問題なく使えます。
コンプレッサーを再利用しても大丈夫なの?
僕の整備工場では、ほとんどがリビルト品のコンプレッサーを使って交換しているよ。
今のところ大きなトラブルがないので、安心して使えるよ。
今の主流はリビルト品です。
コンプレッサー交換をしなければならない場合、リビルト品をおすすめします。
中古のコンプレッサー交換費用
中古コンプレッサーの値段は5千円~1万5千円です。(工賃、ガス別途)
中古のコンプレッサーは、「メルカリ」や「ヤフーオークション」で出品されています。
中古のコンプレッサーとリビルト品の違いは何?
壊れた部品を新品に交換しているのがリビルト品、交換せずにそのまま出品されているのが中古品です。
中古のコンプレッサーは安いというメリットがありますが、中古品には壊れているものもあるため、使用しないようにしましょう。
修理費用をおさえる3つの方法
コンプレッサー交換の修理費用は高額なため、「できるだけ安く済ませたい」と思う人は多いと思います。
ここではコンプレッサー交換の修理費用をおさえる、3つの方法を解説します。
コンプレッサーの修理費用をおさえる方法を確認して、修理をするならできるだけ安く済ませよう。
専門店への依頼
エアコンコンプレッサー交換の修理を頼むときは、エアコン修理専門店に依頼しましょう。
費用をおさえながら、正確な修理を受けられるからです。
- エアコン修理は専門店に依頼
- ディーラーは少し高め
- 専門のノウハウが必要
専門店はディーラーと比べて、1時間あたりの工賃も違います。
さらに専門店のスタッフは、修理に関する知識がたくさんあるため点検時間を短くでき、修理費用が安くなります。
車のエアコン修理をするときは、ディーラーではなくエアコン修理専門店に対応してもらうのがおすすめです。
※新車クレーム範囲内ならディーラーに持って行きましょう。
リビルト品の利用
エアコンのコンプレッサーを交換するときは、リビルト品を使うと修理費用をおさえられます。
リビルト品の値段は、新品コンプレッサーの半分以下です。
そのためリビルト品を使えば、3万円以上部品代をおさえられます。
リビルト品(再生品)を使って大丈夫なの?長持ちするの?
使える部品は再利用し、壊れた部品は新品に交換しているので大丈夫ですよ。
実際に現場でもリビルト品を使用していますが、今のところ大きなトラブルはありません。
実際の現場では、クレーム以外の案件はリビルト品を使っています。
性能も新品とほとんど変わらないので、修理費用をおさえたい人にはオススメです。
修理費用と車の買い替えを比較する
エアコンコンプレッサーがロック(焼き付き)すると修理費用が高くなります。
その場合は車の買い替えも、検討しましょう。
特に乗っている車が古い場合は、他の部品も壊れるリスクが高くなるので「乗り換えたほうがお得」となるでしょう。
車のエアコンが故障したときは、とりあえず修理費用と今乗っている車の査定額を比べてみよう。
車が高く売れればエアコンを修理するよりも、お得に買い替えられるかもしれないよ。
車を高く売るなら車一括査定がオススメです。
理由は、できるだけお得に愛車を売却できるからです。
エアコン修理をするか、車を買い替えるか迷った時は、まず査定額を確認しましょう。
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コンプレッサーが壊れたサイン
エアコンのコンプレッサーが壊れたサインとして、以下の症状があります。
簡単に確認できる方法を紹介するので、自分の車のエアコンコンプレッサーがきちんと作動しているか、確認してね。
エアコンが急に冷えない
エアコンが急に冷えなくなったときは、コンプレッサーが壊れている可能性があります。
コンプレッサーが壊れるとガスが圧縮されないため、エアコンが冷えなくなるのです。
エアコンが急に冷えなくなったら、コンプレッサーが壊れているサインかもしれないので、すぐに専門店で診断してもらいましょう。
エアコンが急に冷えなくなった場合、エアコンベルト切れの可能性も高いです。
急に冷えなくなったときは、すぐに専門店へかけつけましょう。
異音・異臭の発生
エアコンをつけたときに変な音や、焦げ臭いにおいがする場合、コンプレッサーが壊れている可能性が高いです。
コンプレッサーの内部が壊れると、異音や異臭が発生します。
- カラカラと音がする
- 焦げ臭いにおいがする
- 「ジー」と音がする
とくに軽自動車で多いのは、エアコンをつけるとコンプレッサーから「ジー」と音がするケースです。
「ジー」という音が発生したら、コンプレッサーからガスが漏れている可能性が高いので、すぐに専門店に診断してもらいましょう。
異音や異臭の原因は、コンプレッサー内部の部品が壊れているので、放っておくとエアコン全体が壊れしまうよ。
エアコン全体が壊れると高額修理になるので、異音・異臭がしたら早めに修理してもらいましょう。
スイッチを入れてもカチッと音がしない
エアコンのスイッチを入れると「カチッ」という音がしますが、この音がしない場合、コンプレッサーがうまく動いていないサインです。
スイッチを入れても「カチッ」という音がしない場合は、電気系統の問題やコンプレッサー自体の不具合が考えられます。
- 「カチッ」と音がしない
- コンプレッサー自体の問題
- 電気系統の問題
「カチッ」と音がしない場合、リレーやヒューズが壊れている可能性もあるので、電気系統の点検も必要になってきます。
リレーやヒューズの交換だけで直る場合は安く済みますが、コンプレッサーの不具合だと高額修理になります。
スイッチを入れても音がしない場合、早めに専門業者に診断してもらいましょう。
自分で交換するのは可能か?
エアコンコンプレッサーの交換には専門的な知識がいるため、自分で行うのはオススメできません。
さらに以下のような、専用工具も必要になります。
- 圧力ゲージ
- エアコンのガスを入れ替えするための専用工具。
- 真空ポンプ
- エアコンガスを入れる前に使用する、エアコンサイクル内を真空にするための専用工具。
- オイルスプレー
- 配管に付いているOリングを交換するときに、塗布するエアコン用オイルスプレー。
- ガス缶切り
- エアコンガスは缶で入れるので、エアコンガスを入れるための缶切り。
- エアコンガス
- R134Aガス(200g入り)の缶。
※軽自動車なら最低2缶必要
※新しい車はR1234yfガスに変わっている。
専用工具を自分で揃えたら、いくらぐらいするの?
全部そろえると、約9万円かかるよ。
だから自分で修理するより、専門業者に修理してもらったほうがお得だよ。
エアコン修理は専門知識が無いと、自分で行うのは危険です。
必ず専門業者に対応してもらってください。
車のエアコン修理はどこに頼めばいいのか
ここでは車のエアコン修理を、対応してくれる業者を解説します。
以下の表は、車のエアコン修理を対応できる業者をまとめたものです。
業者名 | 筆者おすすめ度 | 詳細 |
---|---|---|
ディーラー | (4.5 / 5.0) | 保証期間内なら無料で修理してくれる。 保証期間外なら工賃が高め。 |
エアコン修理専門店 | (5 / 5.0) | エアコン修理に特化しているため対応が早い。 工賃もディーラーより安い。 |
整備工場 | (4 / 5.0) | 簡単なエアコン修理はできるが、難しいエアコン修理は専門店に外注するケースがある。 |
カー用品店 | (3.5 / 5.0) | エアコンの専門知識が無いため、外注することが多い。 |
ガソリンスタンド | (3.5 / 5.0) | エアコンの専門知識が無いため、外注することが多い。 |
どの業者が一番おすすめなの?
おすすめは、エアコン修理専門店です。
エアコン修理に特化しているので、スムーズに対応してくれます。
それぞれの業者の特徴を解説します。
ディーラー
車がまだ保証期間内なら、ディーラーに修理を頼むのがおすすめです。
保証期間内なら、無料で修理してもらえます。
エアコン修理専門店
エアコン修理の専門店は、ディーラーよりも工賃が安く、時間も早く修理してくれるのでおすすめです。
専門店は、いろいろな車種のエアコン修理に詳しいため、難しい修理でも対応してもらえます。
車のエアコン修理をお願いするなら、まずは専門店に持って行くのがベストだよ。
整備工場
普通の自動車整備工場でも車のエアコン修理ができます。
地域にある整備工場は、ディーラーよりも工賃が安く、急な修理にも対応してくれる可能性が高いです。
外注すると整備工場は、エアコン修理専門店から修理代の請求がきます。
整備工場は、エアコン修理専門店からきた修理代の請求に上乗せしてお客様に請求するので、高くなってしまうのです。
カー用品店
カー用品店(イエローハット、オートバックス)は、以下のような修理がメインのお店です。
- ETC、ナビ、ドラレコなどの取付
- エンジンオイル交換
- タイヤ交換
エアコンに関して詳しい知識をもっている訳ではないので、エアコン修理は専門店に外注する可能性が高いです。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、以下のようなメンテナンスをするお店です。
- 車検
- 洗車・コーティング
- オイル交換
エアコン修理に関しての知識がほとんど無いため、持って行ってもエアコン専門店に外注する可能性が高いでしょう。
エアコン修理は詳しい知識がいるため、修理を外注する業者がほとんどです。
外注されると、修理代金が上乗せされて損をするので、必ずエアコン修理専門店に持って行きましょう。
コンプレッサー交換費用見積のポイント
エアコンのコンプレッサーを交換する場合、複数の業者から見積もりをもらいましょう。
業者によって工賃価格が全然違うからです。
同じエアコン修理専門店でも、会社によって金額が変わるため、何社か見積もりを比べるのが大切だよ。
同じコンプレッサー交換でも、修理費用が1万円~2万円変わる可能性はあります。
何社か見積もりをもらい、一番安い業者を選べば、修理費用がお得になるのです。
コンプレッサー故障の予防策
車のコンプレッサーが故障しないために、予防する方法は以下の3つです。
コンプレッサー故障の予防策を、それぞれ詳しく見ていきましょう。
予防策も大切ですが、エアコンの効きが悪いと感じたら、すぐに点検を依頼しましょう。
早く対応すれば大きな故障をふせぎ、高額修理をさけられる可能性があがります。
冬(暖房)でもエアコンスイッチをONにする
エアコンコンプレッサーを長持ちさせるためには、冬(暖房)でもエアコンスイッチをONにしてください。
理由は、エアコンコンプレッサー内に入っているオイルが固まってしまうのを防ぐためです。
乗る頻度にもよるけれど、最低でも1週間に1回はエアコンスイッチをONにしてコンプレッサーを働かせてね。
コンプレッサー内のオイルが固まるとコンプレッサー故障の原因になります。
定期的にコンプレッサーを働かせ、オイルを循環させましょう。
そうするとコンプレッサーの故障を防ぎ、修理費用をおさえられます。
定期的に室外機を洗う
コンプレッサー故障の予防として、室外機を定期的に洗うのも効果的です。
室外機が汚れると、熱効率が悪くなりコンプレッサーに負担がかります。
室外機はナンバープレートうえあたり、バンパーの内側についています。
アルミ製のギザギザしたフィンが、たくさんついているのが室外機です。
室外機を洗えば、コンプレッサーに負担がかかりずらくなります。
さらに室外機を洗えば、熱効率が良くなりエアコンの能力があがります。
夏の暑い時期に室外機をこまめに洗うと、エアコンが効きやすくなるのです。
1年に1回フィルターを交換
エアコンのフィルターを定期的に交換するのも、コンプレッサーの故障を防ぐ良い方法です。
フィルターが詰まると風が出にくくなり、コンプレッサーが必要以上に頑張ろうとするため、故障の原因になります。
どの時期に交換するのがベストなの?
フィルターが汚れた後に交換するのがおすすめだよ。
例えば花粉の季節が終わった後や、エアコンを良く使う夏が終わった後に交換すると良いよ。
フィルターを定期的に交換すれば、エアコン全体の効率が良くなり、コンプレッサーへの負担が減ります。
車のエアコンが故障する原因
ここでは車のエアコンが故障する原因を解説します。
車のエアコンが故障する原因は上記3つです。
それぞれ見ていきましょう。
エアコンガス漏れ
ガス漏れは、エアコンが故障する原因の1つです。
ガス漏れするとエアコンの冷却能力が下がり、最終的にはコンプレッサーに負担がかかってしまいます。
ガス漏れを自分で見つけるのは難しいけど、「少しエアコンの効きが悪くなってきたな」と感じたら、すぐに専門店に点検してもらってね。
機械的な劣化
エアコンのコンプレッサーやホースは、使っているうちに劣化していきます。
特に10年以上使っている場合は、部品が消耗して故障のリスクが高まります。
コンプレッサー内の金属部が摩耗して故障したり、ホースが劣化してガス漏れしたりするのです。
エアコンは機械なのでどうしても劣化しますが、普段から異音がしていないかなどのチェックをすれば、長持ちする可能性が高くなります。
間違ったエアコン使用方法
以下のような間違ったエアコンの使用をすると、コンプレッサーに負担がかかってしまい、エアコンが故障するのです。
- エンジンが暖まる前にエアコンを全力で使う
- 冬(暖房使用時)にエアコンスイッチをONにしない
- 車内が暑い(換気できていない)ままエアコンを使う
コンプレッサーに負担がかかると、エアコンが故障するリスクが高くなります。
車のエアコンは、コンプレッサーに負担がかからないように使えば長持ちするのね。
エアコンコンプレッサー交換の作業手順
ここではエアコンのコンプレッサーを交換する作業手順と、コンプレッサー交換時の注意点を合わせて解説します。
自分で交換しようと思っている人は、参考にしてください。
※で書いてある部分は特に重要です。
自分で交換する場合は、絶対に確認しておいてください。
エアコン専用圧力ゲージを高圧側と低圧側につけて、ガスを回収します。
※専用の回収器が必要です。
エアコンのコンプレッサーを交換するには、まずグリルとバンパーを外します。
※グリルやバンパーを外すときには、車種によっては特殊な工具が必要なので注意が必要です。
エアコンベルトを外し、コンプレッサーを交換します。
ベルトを元にもどします。
※ベルトの張り具合が適切でないと、コンプレッサーが再び故障するので、注意が必要です。
エアコン専用の真空ポンプを使って、サイクル内の真空引きをします。(真空引き時間は軽自動車で約30分)
※真空引きが十分にできていないと、エアコンがうまく機能しません。
真空引きが終われば、専用缶切りでガスをチャージします。
R134Aガスの軽自動車の場合、2缶使います。(1缶200g)
※新しい車のガスはR1234yfガスを使っています。
コンプレッサー交換時に外した、ホースとのすきまからガスが漏れていないか、専用のガス漏れチェッカーで点検します。
※チェッカーが無ければ、中性洗剤を水でうすめた石鹸水でも代用可能です。
室内のエアコン吹き出し口に温度計をさし以下の条件で冷却テストを行います。
- 風量1番少ない(風量1)
- 内気モード
- 温度は1番低く(COOL)
- 窓は全部閉める
上記の条件で温度計の温度が10℃以下になれば正常です。
※できればコンプレッサーが自動で、ON・OFFしているか確認してください。
コンプレッサーの交換は専用工具と知識が必要のため、自分でしようと思ったらけっこう大変だよ。
車のエアコンによくあるトラブルと対策
車のエアコンによくあるトラブルを3つまとめました。
それぞれのトラブルの原因と対策方法を解説していきます。
風が出ない
エアコンの風が出ない場合、以下3つの原因が考えられます。
- フィルターが詰まっている
- ブロワーモーターが壊れている
- レジスターが焼けている
フィルターはYouTubeなどを見て自分で交換できますが、ブロワモーターやレジスターの診断や交換は専門の知識が必要です。
風が出ない(弱い)と感じたら、まずはフィルターを点検すればいいのね。
でもフィルターってどこに付いているの?
フィルターは軽自動車だと、助手席のグローボックスを外したところに付いている車が多いよ。
風がぬるい
風がぬるいときは、以下のような原因が考えられます。
- エアコンガスが漏れている
- コンプレッサーが作動していない
ガスが漏れている場合、ガスを補充すると冷えるようになります。
ガスを補充した後は、すぐにガスが漏れている部品を特定してもらい、交換しましょう。
ガス漏れを放っておくと、すぐにコンプレッサーが故障してしまいます。
ガス補充はあくまでも、一時的な対策方法です。
暖房と冷房が切り替わらない
暖房と冷房がうまく切り替わらないときは、以下のような原因が考えられます。
- エアコンのスイッチパネル不良
- 切替アクチュエーターが壊れている
上記の部品を点検するには専門知識が必要です。
暖房と冷房が切り替わらなくなったら、専門店で診断・修理をしてもらいましょう。
【Q&A】エアコンコンプレッサー交換によくある質問
エアコンコンプレッサー交換に関するよくある質問を3つにまとめました。
それぞれの質問に回答していきます。
Q:軽自動車のコンプレッサー交換費用はいくらですか?
A:軽自動車のコンプレッサー交換費用は、部品代と工賃を合わせて5万円~10万円くらいです。
※業者によって変わります
リビルト品(再生品)を使えば、費用を半分くらいにおさえられるのでオススメです。
Q:コンプレッサ交換の工賃はいくらですか?
A:工賃の相場は1万円~3万円です。
損しないために、複数の業者の見積を比較しましょう。
Q:エアコンコンプレッサー交換にかかる時間は?
A:コンプレッサー交換にかかる時間はだいたい1時間~3時間です。
作業する人の技術力によって、作業時間は変わるよ。
事前に予約をして、どのくらい時間がかかるか確認しましょう。
まとめ:高額修理なら車の買い替えも検討しよう
エアコンコンプレッサーの交換費用は、部品代と工賃合わせて5万円~10万円です。
上記の画像は、僕が働いている会社で作成した実際のコンプレッサー交換の見積書だよ。
修理費用をおさえたい人は、リビルト品(再生品)を使うといいよ。
コンプレッサーがロック(焼き付き)していると、20万円以上の高額修理になる可能性が高いです。
修理費用が20万円以上もするなら、買い替えたほうがいいわね。
車のエアコンコンプレッサーを交換するときは、修理費用の見積もりをもらい、車を買い替えたほうが得なのか検討しましょう。
車の一括査定を利用すれば、簡単に査定額が分かるので検討しやすくなりますよ。
オススメの車一括査定サイトが知りたい人は、こちらの記事を用意したので参考にしてください。
➡【20社比較】車一括査定サイトおすすめ8選!現役の自動車整備士が解説