車売却時ドラレコは外した方がいい?SDカードは抜かなくて大丈夫?8年間自動車業界に勤めているプロが解説
- 車を査定に出したいけどドライブレコーダーは付けたままの方がいいの?
- 車売却時ドライブレコーダーに入っているSDカードは抜かなくて大丈夫?
車を売却するさいに、ドライブレコーダーを付けたままの方がいいのか気になる方も多いと思います。
また、ドライブレコーダーに入っているSDカードはどう処理すればいいのか迷う方もいるでしょう。
結論からいうと、ドライブレコーダーが付いていた方が査定額があがるので、付けたまま売却するのがおすすめです。
SDカードはデータのみ削除して、ドライブレコーダーに入れたまま売却するのが無難です。
SDカードが入っていないと機能しないドライブレコーダーもあるからね。
しかし、ドライブレコーダーを外して単体で売った方がメリットがある場合もあります。
ここでは8年間自動車業界に勤めている僕が、車を売却する際のドライブレコーダーの扱い方について解説します。
この記事を読めば、車売却時にできるだけ損をしないドライブレコーダーの扱い方が分かるので、最後までご覧ください。
ドライブレコーダーは付けたままの方が査定に有利
ドライブレコーダーは付けたまま査定に出した方が、査定額があがります。
- ドライブレコーダーの需要が高まっている
- 純正ドライブレコーダーだと大幅な査定額のアップが期待できる
上記2つがその理由です。それぞれ詳しく説明していきます。
ドライブレコーダーの需要が高まっている
令和2年6月30日、道路交通法改正により「妨害運転罪」が創設されました。
これによって、あおり運転や強引な幅寄せで罰則が発生するようになったのです。
なので、証拠として残すことができるドライブレコーダーの需要が高まっています。
そのため、査定でもドライブレコーダーの有無は査定額に大きく影響してくるのです。
純正ドライブレコーダーだと大幅な査定額のUPが期待できる
メーカーオプションで付いている純正ドライブレコーダーは、そのメーカー(車種)専用に取り付けられていて、元の価格も高額です。
そのため、純正ドライブレコーダーが付いていると大幅な査定額のUPが期待できます。
なので、純正ドライブレコーダー付いている場合、外さずに付けたまま査定に出しましょう。
純正ドライブレコーダーが付いている場合は、査定の際に積極的にアピールしよう!
ドライブレコーダーを付けたまま車を査定する際の3つの注意点
基本的にドライブレコーダーは付けたまま査定してもらうのがおすすめです。
しかし、その際に3つの注意点がありますので、ここで確認しておいてください。
- 乗り換えるをする車に付けたい場合は取り外す
- データの消去を必ず行う
- 付けたままの場合と外した場合の査定額の差を聞く
乗り換えるをする車に付けたい場合は取り外す
次に乗る車にドライブレコーダーが付いていない場合、取り外して次の車でも使用するといいでしょう。
しかし、自分で脱着出来ない場合、脱着の工賃を取られる可能性があります。
なので、「近くの整備工場・カーショップ屋・次に車を買う店舗」であらかじめ相談しておくのがおすすめです。
データの消去を必ず行う
ドライブレコーダーには録画のデータや個人情報が残っています。
SDカード付きの場合は必ずカードのデータを削除してから、査定に出すようにしてください。
SDカードを抜いてしまうと機能しないドライブレコーダーもあるので、よっぽどな事情が無い限りはSDカードが入れたまま、査定した方が無難です。
個人情報が知られたら嫌なので、データの消去だけは確実にしてね。
付けたままの場合と外した場合の査定額の差を聞く
ドライブレコーダーを付けたままの査定額と、ドライブレコーダーを外した際の査定額の差を聞くのもいいでしょう。
そうすることで、ドライブレコーダーを付けたまま売却すると、どのくらい査定額があがるのか分かるのでおすすめです。
その差があまりにも少ない場合は、ドライブレコーダーを取り外して単体で売った方がメリットがあるかもしれません。
【上級者編】高価なドライブレコーダーは外して売った方が高値で売れる
数万円もする高価なドライブレコーダーは取り外して単体で売った方が、高値で売れる可能性があります。
- メルカリ
- ヤフーオークション
上記のような個人売買サイトを使って、売るといいでしょう。
しかし、ドライブレコーダーを取り外して単体で売る際に3つの注意点があるので、確認しておいてください。
- 自分で外せない場合はお金がかかる
- 高値で売れるかは実際に売ってみないと分からない
- メーカー純正ドライブレコーダーは取外さない方がいい
自分で外せない場合はお金がかかる
ドライブレコーダーの取り外しには、物によって専門知識が必要な場合があります。
そのような場合、整備工場やカーショップなどの専門店に依頼しなければなりません。
店舗 | 取り付け費用の目安 | 取り外し費用の目安 |
---|---|---|
オートバックス | 5,000円~10,000円 | 2,000円~5,000円 |
イエローハット | 4,500円~9,000円 | 2,000円~4,500円 |
ディーラー | 6,000円~12,000円 | 3,000円~6,000円 |
地域やドライブレコーダーの種類によって料金は変わりますが、専門店に依頼すると上記のようなお金がかかります。
このような出費を計算して、それでも高値で売れそうなら取り外して単体で売るといいでしょう。
高値で売れるかは実際に売ってみないと分からない
- メルカリ
- ヤフーオークション
ドライブレコーダーの単体で売る場合、上記のような個人売買サイトで売れると思いますが、本当に高値で売れるかは実際に売ってみないと分かりません。
出品しているけど、ずっと買取希望者が現れないというリスクもあります。
売却価格を入念に調べたうえで、単体で売る必要があるので注意しましょう。
メーカー純正ドライブレコーダーは取り外さない方がいい
純正ドライブレコーダーが付いている場合は、査定額が大幅アップする可能性があります。
なので、取外しの手間や取外し料金による出費を考えた時に、付けたまま査定した方がメリットが大きいです。
さらに、純正ドライブレコーダーは純正ナビと連動している可能性が高いので、そもそも取り外せないケースもありますので、注意しましょう。
査定に出す前に、自分の愛車についているドライブレコーダーが純正かどうか確認しておこう。
一括査定でもドライブレコーダー付きの方が査定額があがる
一括査定でもドライブレコーダー付きの方が、査定額が高くなる可能性が高いです。
近年ドライブレコーダーの需要が増えて、その結果、査定額にも影響しているのです。
車買取や一括査定の大手サイトでも、「ドライブレコーダーが付いていた方が査定額があがる可能性がある」と記載されているので、紹介します。
◎ユーカーパック公式サイト
◎カービュー一括査定公式サイト
査定額があがる可能性が高いので、一括査定する時はドライブレコーダーが付いていることをアピールするといいよ!
8年間自動車業界に勤めている筆者おすすめの中古車一括査定サイトを見る。
⇒【20社比較】中古車一括査定サイトおすすめ8選!自動業界にいるプロが解説
【まとめ】ドライブレコーダー付きで査定をしよう
愛車を査定に出すときは、ドライブレコーダーに入っているSDカードのデータを消去して、ドライブレコーダー付きで査定に出すのがおすすめです。
なぜなら、あおり運転などで罰則が発生し、ドライブレコーダーの需要が高まっているので、ドライブレコーダー付きだと査定額があがる可能性があるからです。
ドライブレコーダーを外して、単体で売る方が高いケースもありますが、「外すのにかかる工賃・販売する手間」を考えると、ドライブレコーダーを付けたままの査定の方がおすすめできます。
愛車を査定に出すときは、ドライブレコーダーが付いていることをしっかりとアピールしよう!
さらに、一括査定を利用する際でもドライブレコーダー付きだと査定に有利になります。
なので、一括査定を利用する場合でも、ドライブレコーダーは付けたまま一括査定するといいでしょう。
⇒【20社比較】中古車一括査定サイトおすすめ8選!自動業界にいるプロが解説